関連施設

犬山のまちは、1537年に犬山城が築城されて以来、城と城下町がセットになって生き続けている数少ない町の一つです。どんでん館では、今も実際に犬山祭で曳かれている高さ約8mの車や山まが展示してあります。犬山祭を年中体感していただくために、光と音で祭りの一日を演出しています。
犬山祭の見所に、車や山まの片方を担ぎ上げ豪壮に方向転換する様があります。これを「どんでん」と呼んでおり、この施設の愛称はこの言葉から名付けられております。

どんでん館の見所「町屋造り」

城下町の町割（敷地）は短冊形といって、間口が狭く（約4.5m）奥行きが長い（約40m）形状をしています。どんでん館では、玄関を入るとすぐに和室が あり、その横に土間が奥の方へと続いている造りになっています。これは、城下町の町屋の造りを再現しているためです。 ほとんどが2階建てで造られており、天井は太い梁がむき出しのままとなっています。

展示ホールに一歩踏み込むと、センサーが感知して、「コケコッコー」の音とともに、祭の1日を6分間に短縮した光景が始まります。ここでの見所は実際に祭で使用される重量感ある「車や山ま」。 4町内の車や山まが展示してありますが、同じように見えても全て造りが違います。漆塗りで精巧な造作が施してあり、金箔のはってあるのはかなり見応えがあるはずです。
車や山まに付けられている幕には金糸の刺繍が施してあり、大変豪華で見応えがあります。
祭の1日の終盤には、夕焼けのあと提灯の付いた車山に灯りが点ります。
夜になると万燈に彩られる車山によって幻想的な時代絵巻が展開されます。
ここでは壁に張られた写真でその様子を味わって下さい。

ここでは、「城下町を彩るからくりの車や山ま」「犬山祭車や山まからくり人形」「犬山祭」「ふるさとの想い出　～写真に見る犬山」といったタイトルの映像のほか、 犬山の歴史をご覧いただくことができます。
また、祭で子供が着る「金襦袢（きんじゅばん）」などが展示してあります。これは、家宝とも言えるとても豪華絢爛な衣装です。
以前は町内に男の子が産まれると、母親の実家からこの金襦袢が贈られました。近郷では「車や山まのある町内には嫁にやるな」とよく言われたものですが、最近ではその風習も少なくなったようです。

※企画展示のため、展示品が変更となることがあります

通路に、江戸時代の祭を立体的に現した「立版古（たてばんこ）」という動く模型が展示してあります。車や山まの模型や人形、家並みは全て紙でできています。セ ンサーで人をキャッチすると、自動的に音がでて、車や山まや人形が動くようになっています。

奥には実際に使用している「からくり」が展示してあり、各方面で要望があったときに持ち出して、有志で上演されています。
ホールの壁には、犬山のまちづくり関係で活動している団体の紹介や活動報告などを展示しています。

ホールの奥にある「活動室」にて、市民活動の支援を行っています。

九代玉屋庄兵衛によるからくり人形制作公開

◆毎週金曜・土曜　　午前10時～午後４時

からくり人形の操作実演

◆毎週月曜～金曜 （1日2回）
午前10時30分～・午後2時～

◆毎週土曜・日曜・祝日 （1日5回）
午前10時30分～・午前11時30分～・
午後1時30分～・午後2時30分～・午後3時30分～